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理事長ブログ:No.10「求人・求職状況を考える」
宮城労働局のメルマガに登録しているので、毎週のように、労働に関する新しい情報が提供
される。会員の皆様も読まれている方もおられると思うが、最近の県内の求人状況がどうな
っているか少し気になって調べてみたので、紹介させて戴く。
何れも6月時点のものだが、有効求人倍率は、昨年同期が、1.66倍であったが、令和2
年は1.21倍、正社員だけでは、昨年の1.06倍が、今年は0.88倍となっている。
求職者の方は、昨年の36,951人が、今年は34,324人と、求人/求職ともに減少
している。
気になるのは、高卒者の就職状況である。平成31年度、令和元年度共それぞれの3月末で
県内/県外就職者は、ほぼ100%に近い内定率の結果だった。だが、本年6月時点での、
求人数は、7,147人と、昨年同月の24%の減少という数字である。企業が、新型コロ
ナウイルスの関係で様子見なのか、実際の活動がスタートする時点まで、この数字がどうな
るか、一抹の不安もある。
いずれにしても、企業としては、昨年よりは幾分採用しやすい環境にあると思うので、長期
的な人事戦略の中で、採用に関する方向付けを考える時期ではないか。求人活動も、今年は
Webを活用した方法もでつつあるので、その備えも必要な昨今である。
2020/08/17
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