レポート

会員のページ

理事長ブログ:No.49「藻谷浩介氏に学ぶ(6)」

このブログを投稿している間にも、4都道府県で3度目の緊急事態制限が明日から5月11 日まで発令されることが決まり、それに伴い宮城県の、まん延防止重点措置の適用期間も、 同時期迄延長が決まった。
5月の黄金週間も、巣ごもりするしか仕方のない状況だが、ニュースを見ると、早期にワク チンの接種が始まり、接種率が、国民の50%を超える国では(例:イスラエル等)マスク を外しての外出が許可されている。
緊急事態宣言の裏側にあるのが、医療機関/施設の崩壊であるが、ご講演でも藻谷講師は、 この事に言及し、死者数水準が欧米の数十分の1なのに、「医療崩壊」になるシステムに問 題があると指摘された。その上で、コロナに対応出来る病院が、全国の医療機関で4%しかな く、一番多いのが鳥取で、それでも7.6%(1,164床)の状況を上げられた。日本の実情は、 感染症対策には、すこぶる後進国であることも現実である。
ご講演をいただいた2月時点で、既に変異株は世界中で4000種以上存在すると指摘されてい た。日本でも最近感染力の高い、若年者も重篤化しやすい、変異株が問題になっているが、 人類とウィルスとの長い生存競争は、今後も続くのだろう。
それではどのような社会的な処方箋が考えられるか。これに対して講師は、ワクチンができ ても、「ウィルス根絶」は不可能。大事なのは免疫獲得・維持。つまり一定の感染発生を当 たり前として、対応出来る社会の体制作りこそが必要。と結ばれた。

2021/04/24

←一覧に戻る

↑ページ上部へ