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理事長ブログ:No.6「もう一つの『三密』(2)」
このブログのNo.4に「もう一つの『三密』」を掲載したが、朝日新聞の7月14日の、
「ピンチは、チャンス」のコラムに、福島県猪苗代町の寿徳寺住職:松村妙仁さんの言葉が
掲載されていた。お読みになった方も多いかもしれないが、宮城県も感染者が増えている状
況で、県民の誰もが少なからず、不安に感じていると思うので、敢えて紹介させて戴く。
以下要点だけ書き写しました。
真言宗の三密は、身密、口密、意密です。「密」とは、弘法大師が唐から伝えた密教の密を
指し、仏と一体となった修業を意味します。体や行動(身)を整え、言葉や発言(口)を正
しいものとすれば、自ずと心や考え(意)も整う。修業を重ね、三密を研ぎ澄ませば、この
世であっても仏様のように心穏やかに過ごせる。真言宗の最も大切な教えです。
コロナと共存せざるを得ない今、これをうまく生かすことが出来ます。
「身」、つまり行いに関しては手洗い励行です。身勝手な行動を慎みましょう。「口」は、
うがいをしっかりする。悪口や差別を口にしたり、ネットに書き込んだりしてはいけません。
「意」は、不安な中で、自分の心を見つめましょう。マスクをするなどの他人への気配りや、
医療関係者への感謝も忘れずに。こう考えると仏教は、よりよく生きるための教えなのです。
(後略)如何ですか。最近の仙台での感染者の発生も、行政が警鐘を鳴らす「三密」を避け
ることと、仏教の「三密」に心して戴ければ避けられたかもしれませんね。
マスコミの報道も,Afterコロナから、Withコロナに完全に変化しています。じっくり自分を
見つめ直すチャンスかも知れません。
2020/07/19
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