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理事長ブログ:No.7「『虚往実帰』をモットーに」

2008年4月から12年間に亘ってお世話になった、(公財)みやぎ産業振興での主たる仕事は、県内中小企業の諸々の相談対応であった。その際、私が心した言葉が有った。「空海」関する本を読んでいた時に出会った言葉である。空海が遣唐使として中国に渡りそこで師と仰いだ「恵果」を讃える言葉で、「荘子」の一節にある「虚往実帰」である。意味するところは、心の虚しい人が、恵果師の元を訪れると、満ち足りた心で帰路に就くとの意である。当然、経験未熟な私など足元にも及ばないとは認識している。そうではあるが、多くのくの課題を抱えて、機構の門を叩いていただいた経営者の方々になにか一つでも光明に結びつくヒントを得て帰路について貰いたいと精進してきたつもりである。評価は、企業側にあるが、特に東日本大震災以降、レピーターが増えたことは、少しは頼りになる組織と認知されたのかもしれない。「頼まれ時が、試され時」、「頼まれ時が、学びの時」の言葉も、この12年常に心してきた。機構での12年間は、フルタイムではなく週二日程度であったが、企業の相談対応以外にも、「ものづくり経営革新塾」や「シニア支援人材育成研修」等々にも関わらさせて戴き、多くの「学びの時」を戴いたと感謝している。「荘子」に関しては、次号でまた少し触れる。

2020/07/26

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