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理事長ブログ:No.72「仙南地域産業経済セミナー」に参加して(1)

セミナーの事に触れる前に、前段として、IoT(モノのインターネット)と最近特に話題となるDX(デジタルトランスフォーメーション)に関して少し触れておきたい。
IoTは、従来インターネットに接続されていなかった様々なモノがサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換する仕組みで、そのことによって、より高い価値やサービスを生み出すことが可能になると解説されている。
IoTが話題になって間もなく、ドイツが国家戦略として、スマートファクトリー構想を打ち出し、第四次産業革命の到来的な話が世界で話題となった。日本政府も、大企業を中心に欧米に後れを取るなというわけで、国家戦略的にIoTの活用と推進が叫ばれたのは、高々4〜5年前だと思う。
宮城県でも、この動きにどのような取り組みをすべきかを、県内中小企業支援に関係する団体で、議論したことが有った。その際私は、その前にまだやるべき、対応すべき課題が有るのではないか。どうしてもこの言葉を使うのであれば、県内では「身の丈IoT」の推進と表現しませんかと提案したことを覚えている。
そして現在は、毎日一度は見たり聞いたりすることがあるDXである。双方とも情報のデジタル化とインターネットというインフラが有るからこそできるコトだが、その前に企業ごとに自問自答して欲しいことは、どのような情報を可視化したいのか、共有化したいのかである。
中小企業でも、生産管理システムや、売買管理システムを高いお金を出して,IT企業から購入して使われていると思うが、このシステムからは、自分たちが欲しい情報をタイムリーにスピーディーに取れているのか、取れないのかを先ず突き詰めて欲しい。確かに仕様変更をIT企業に依頼すると高い見積と長い納期を回答されるという話を聞くことも多い。
繰り返しになるが、今一度、経営幹部のお一人お一人が、何を可視化したいのか、何を情報として関係者で共有化かしたいのか、どのような部分の課題の見極めをしたいのかを問うことをやって欲しい。

2021/09/30

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