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理事長ブログ:No.9「大企業のサプライチエーン」

インターネットで、新型コロナウイルス関連の記事を調べていたら興味深い記事にアクセス できた。政府関連機関が調査した、「大企業(製造業)のサプライチエーンに関するアンケ ート」(7/中〜7/下)結果である。
300社に調査票を送付し、116社から回答を得ている。新型コロナウイルスの影響に関 しては、84%の企業が、生産活動に支障が有ったと回答しており、最も影響を受けた月は 前年同月の80%の生産規模と回答している。
サプライチエーンの見直しを考えている企業は、71%あり、その内容は、複数企業からの 材料・部品の調達が、56社と約半分有る。但し、自社工場の国内回帰を検討している企業 は、10%強にとどまっている。
この大企業の対応状況を、自社としてどう捉えるか。チャンスと捉えるか、従来と変化ない と考えるかが、中小企業に問われているのではないか。
前回、荘子の「不将不逆応而不蔵」の言葉を紹介させて戴いたが、どこかで同じような意味 合いの言葉を目にしたような記憶が有り、少し調べてみた。若い時に読んだ「太宰治」の本 の一節に、「空飛ぶ鳥を見よ、撒かず、刈らず、倉に収めず」が有ったのだ。この文章の出 典を調べてみた。新約聖書(「山上の説教」)マタイ伝福音書6章26節に、「思い煩うな、 空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に収めず、然るに汝らの天の父は、これを養いたまう」 とあった。
西洋と東洋、人間の考える思想に地域を超えた同質性のあることに興味を覚えた。

2020/08/10

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